こんな時は時間がいやにゆっくりと流れる。 早く早くと心で願うのに実際には時計の針は僅かしか進まない。 ペンションにいる亜里沙を思い浮かべ一刻も早く着きたいとイライラしながら、窓の外をいつもよりゆっくり流れていくように感じる景色を見つめた。 心に願う事はただ一つだけだった。 亜里沙…おまえを愛している。 二度と俺から離れないでくれ。 俺と共に生きて欲しいんだ。 例え亜里沙が嫌だと言っても絶対に逃がさない。 もう彼女のいない人生を考える事なんて出来なかった。