ぼくとわたしはサンタさん



「ぼくからは パパに かたたたきけん!」


「わたしからは ママに かたもみけん!」


それと、オリガミでつくったネクタイと、にがおえをプレゼントした。


「ありがとう すごくすごく うれしいよ」


「ママたち が プレゼント を もらっちゃうなんてね」


パパとママが、うれしそうにわらう。


そうだよ、だって。


「きょうの ぼくら は パパ と ママ の サンタさん だから!」


「ほんもの の サンタさん の かわりに プレゼント を おくるの!」


そのあと、いろんなはなしをしたけど…。


とちゅうでミャーコがかざりをこわしちゃったことは、いわなかったよ。


ぼくたちだけの、ひみつにしたんだ。


はをみがいて、ベッドにはいると、すぐにねむたくなっちゃった。


おなかもいっぱいだし、さくせんでつかれちゃったからかな?


サンタさんにあいたかったけど、ぼくたちはがまんできそうになかった。


ゆめのなかでは、サンタさんにあえるといいな。