ぼくとわたしはサンタさん


クリスマスのひがやってきた。


「それじゃあ いってくるね」


「きょうも いいこに していてね」


じぃじとばぁばといっしょに、パパとママをみおくったら、さくせんかいし!


ぼくたちのおへやを、かざりつける。


たのしくて、ワクワクするような、そんなおへやをつくるんだ。


「この え は こっちに かざろう」


「こっちには オリガミを ちょうだい」


しろいかべに、テープでペタペタはっていく。


さいごはこれをかざろうか。


オリガミとえをノリでつなげた、ながいロープみたいなかざり。


はしとはしをふたりでもって、かべにかざる。


ゆらゆら。


ひらひら。


ながくて、むずかしいなぁ。


なやむぼくたちのよこで、ながいかざりを、ミャーコがみつめてる。


ちらり、ちらり。


「みゃっ!」


あっ………!


ミャーコがかざりにとびついた!


ブチッとこわれた、ながいかざり。


「だめだよ、ミャーコ!」


おこったら、ミャーコはしゅんとしてる。


もう、やっちゃだめだよ、ミャーコ。


「これ どうしよう?」


「うーん どうしようか?」


なにか、かわりになるもの、ないかな?