ファースト・サーブ!

「目標が出来たの。」

私はテニス部に入って、最強になる。

そう決めて、固く拳を握った。



「ようやく見つけた。私のライバルにふさわしい子。」

私は、女の子が言ったその言葉には気付いていなかった。