最低な彼氏と別れる方法/最愛の彼女と復縁する方法

史也以外にもこんなに私を大切に想ってくれた人がいたのに、今まで気付けなかった。

それに気付けたのも史也のおかげで。

私はどれだけあの人に助けられてきたんだろう。



「だから、決心がついた時でいいから…電話してくれないかな」

『うん。今すぐは…多分できない。でも、そうなったら電話する』

「…………っさ!しんみりした話はこれでおしまい!今度は私の姑の愚痴を聞いてもらうからね。お酒飲みに行こう、お酒!」

『っはは!うん、ぜひ聞かせて。この近くだとよく行く居酒屋があってーーー』



史也のおかげでもう一度繋げられた縁を大事にしようと思う。