最低な彼氏と別れる方法/最愛の彼女と復縁する方法

「まさか幼馴染がこんな、東京に来てバリキャリやってるなんて…」

『私もここまでガンガン働くつもりはなかったんだけど…。なんか仕事するのが性に合ってるみたい』

「うん、いちか物凄く顔色いいもんね」

『え、そうかな』

「やばい。表情明るすぎて。えぐい可愛くなってる」

『言い過ぎじゃない?』

「ほら!そんなふうに今まで笑ってなかったし」

『そうかなー』



唯一と言っていいほどの仲の良い幼馴染である千波(ちなみ)は、つい半年前に知り合い経由で偶然連絡を取った。