ある時買ってきた甘いものを食べるのを忘れて賞味期限が過ぎてしまい、いちかが俺に「賞味期限切れちゃったやつ、食べていい?」と聞いてきたことがある。良いけど代わりのやつ買ってくるよ、と言っても勿体無いと言うので、良いよと言った。
その賞味期限が切れた甘いものを食べた時、少しだけ笑ったんだ。それからは、わざと賞味期限が近いスイーツを買ってくるようになった。
毎日食べられるくらい買ってくれば、毎日1つそれを食べては少しだけいちかは笑った。その瞬間がすごく好きだった。
こんな日々がずっと続くんだと信じていた。いつか結婚しても、毎日こんな風に少しだけ笑ういちかを見られるんだと。
だから本当にあの日の発言は青天の霹靂としか言いようがない。
『いちか、久しぶり。これ買ってきたからさ、また冷蔵庫に…』
「もう割引のスイーツは買ってきて欲しくないの」
『あ、れ?そっか、じゃあ別なやつ…』
「別れよう」
その賞味期限が切れた甘いものを食べた時、少しだけ笑ったんだ。それからは、わざと賞味期限が近いスイーツを買ってくるようになった。
毎日食べられるくらい買ってくれば、毎日1つそれを食べては少しだけいちかは笑った。その瞬間がすごく好きだった。
こんな日々がずっと続くんだと信じていた。いつか結婚しても、毎日こんな風に少しだけ笑ういちかを見られるんだと。
だから本当にあの日の発言は青天の霹靂としか言いようがない。
『いちか、久しぶり。これ買ってきたからさ、また冷蔵庫に…』
「もう割引のスイーツは買ってきて欲しくないの」
『あ、れ?そっか、じゃあ別なやつ…』
「別れよう」
