最低な彼氏と別れる方法/最愛の彼女と復縁する方法

生理が明けて、また史也が家に来た。



「いちか、久しぶり。これ買ってきたからさ、また冷蔵庫に…」

『もう割引のスイーツは買ってきて欲しくないの』

「あ、れ?そっか、じゃあ別なやつ…」

『別れよう』



"やっぱ私を大事にしてくれない人とはダメだ、別れる"

いつか聞いた言葉が頭をよぎる。



私のために怒ってくれた明美さんたちのために、私は私を大事にしようと思った。

だからもう、これまでの環境は全て捨てる。そのためにまず私は、彼氏を捨てた。