最低な彼氏と別れる方法/最愛の彼女と復縁する方法

「絶対次のMVPはいっちゃんだから、明日の発表が楽しみ」

「ほーんと、何も言わないだけで超頑張ってるからね」

『う、うーん…』

「わ、照れてる。珍しい」



揶揄からかわれながらも、好意によるものだったから嬉しく思う。

本当、職場の女性陣の人間関係には恵まれている。ど田舎から来た大してスキルもない私を受け入れ、助けてもらってばかりで。

もし表彰されたら、みんなより多くもらったボーナスでこの人たちのランチを奢りたいな。













けれどそうは言っても、現実は厳しいもので。