カモフラなのに溺愛されても困ります!

ワハハと豪快に笑われたら、どうしようもない。

私もつられて笑った……いや、笑うしかなかった。




「はあ?!お見合い?!」

「ちょ、愛莉、声がデカい」

「ごめんごめん」


次の日。

登校して愛莉を見つけるなり、人気のない渡り廊下に連れ出した。

その途中で、琴音と彩羽も合流をする。

三人に昨日おじいちゃんに呼ばれてお見合いをする事になったと話をした。

私と同じで、三人とも声を上げて驚いた。


「お見合いだけでも驚いたけど、まさか相手が西園寺の御曹司とはね」

「私たちの中で楓ちゃんが一番、お見合いはないって思ってたのに。キラト君大好きだし」


彩羽が言うと、琴音も言う。

いや、本当にそうだよ。

三人のほうがこういうお見合い話とかくるもんなんじゃないの?

何で私なのよ……。


「……私だって冗談かと思ったけど、青楓庵って料亭で準備してるからって言われて、家に帰って青楓庵検索かけたら、目玉飛び出すかと思ったよ……」

「青楓庵って、総理大臣も使うところじゃない。うちもよく行くけど……」


愛莉が首を傾げながら言う。

やっぱり青楓庵行った事あるんだ……?