友達ドール2



「さて、そろそろ友達ドールについてご説明をさせていただきますわね」


そう言うとエリスさんは立ち上がり、女の子もそれに続くように立ち上がった。

私は背筋を伸ばして、その場で正座をする。

なんだか変に緊張してきた…。


「まず、最初にお伝えするのは…『友達ドール』は人間と同じように成長するということ」


「成長…?ドールなのに…?」


私の疑問にエリスさんがこくりと頷く。


「ええ、この子達『友達ドール』は人間と同じように成長し、いずれ老いていきます。友達である奏様と同じ時を生きるためですわ」


エリスさんの隣で、女の子が胸に手をあてる。

そしてエリスさんの言葉に続くように口を開いた。


「私達ドールも一緒に年をとることで、奏ちゃんと並んだときの違和感を消すことができるの。片方だけ若いままなんて行動も制限されるでしょう?」


確かに、ドールが年をとらずにいると私だけお婆ちゃんになってしまう。

でも、それだとドールは『友達』ではなく『孫』に見られてしまいそうだ。

そんなことになったら、例えば私が老人ホームなんかに入ったら離ればなれにされてしまうだろう。

エリスさんが「大丈夫ですわ」と笑う。