友達ドール…おまじないのお店。
夢の中に現れる、不思議な場所。
ドールは後日発送すると手紙に書いていたけど…本当に私の元に友達ドールが届くのだろうか。
カードを握らせた、私が選んだあのドールを思い出す。
ドキドキと胸が脈打った。
私は起き上がり、布団を畳んだ。
それを押し入れの上段にしまう。
ふすまを開けて廊下を真っ直ぐ進み、リビングへと歩いた。
平屋の賃貸住宅。
私はここにお父さんと二人で住んでいる。
といっても、お父さんは仕事でほぼ家にいない。
だから実質、私は一人暮らしをしているようなものだった。
「さて…朝ご飯、なににしようかな」
腕まくりをして台所で手を洗う。
今日は日曜日だから学校もないし、ゆっくりできる。
まぁ、料理なんて作れないから自然と朝の選択肢はトーストかシリアルなんだけど。
レンジで目玉焼きでも作って、それをトーストにのせようかな。
___ピンポーン。
そのときだ。
インターホンが、来客を知らせたのは。



