友達ドール2


住所と名前を書き終えて、私は店内を見渡した。


「…どのドールも同じに見えるけど…」



___お好きなドールを一体、贈らせていただきます。


手紙にはそう書いてあった。

髪型や髪色が違うドールはいるけど…それで選べってことなのかな…?


「…あれ…?」


ふと、ドール達の首にかけられた紙が見えた。

値段が書いてあるのだと思っていたけど、違う。

そこに書いてあったのは___性格だった。


性格・ポジティブ

性格・恥ずかしがり屋

性格・強気


それぞれ首にかけられている性格が違う。


「これで選んでいけばいいの…?」


私は一体一体、ゆっくりとドールを眺める。

本当にもらえるなら、あの子みたいな子がいい。

どこかにいないかな…。

あの子に似ている性格のドールが、どこかに。


「…あっ…」


しばらく探して、やっと見つけた。

店内の奥の方に、ひっそりと隠れるように置かれたドール。


「性格は…穏やか、か」


よく外見を観察してみると、心なしかあの子と似ている見た目をしていた。

髪は肩までの黒髪で、目元にホクロがある。


___この子がいい。


私はドールにカードを握らせた。