「それじゃあ早速、捜査をしよう!」
「うん、分かった。まずは何からするの?」
「雛のSNSを探りたいから、スマホを___」
ズキン___。
頭が痛くて目の前がチカチカした。
雨。
ヒビ割れたスマホの画面。
それを持つ私の手のひら。
脳裏に浮かぶ、知らない光景。
「奏ちゃん…奏ちゃん、大丈夫?」
「…あ…」
ひなたの声にハッとする。
今のは…なに?
「もしかして、調子が悪い?明日からにする?」
心配するひなたに「大丈夫だよ」と笑ってみせる。
そういえばスマホは無くしてしまったんだった。
どうしよう…。
私は目の前にいるひなたを見た。
「ごめんひなた…スマホとか持ってない?私のはどこかに無くしてて…」
「そうなの?うん、スマホならエリス様にもらっているよ、ちょっと待ってて」
そう言って立ち上がり、持参していた大きなカバンをあさるひなた。
エリスさんが着替えなど日常生活に必要な物質を入れてくれたらしい。
やがてスマホを持って、ひなたが私の隣に座る。
「一緒に見よう、雛ちゃんのSNS分かる?」
「うん、あのね…」
お互いに肩を寄せ合い一つのスマホを触る。
有名なSNSのページを開き、雛のアカウントに飛んだ。



