友達ドール2



***



気づくと、私は見知らぬ場所にいた。

頭がぼんやりとしている。


「これ…お店…?」


目の前にはミントグリーンで彩られた外装の可愛らしい店。

立てかけられた看板には『友達ドール』と書いてある。

私は引き寄せられるように、同色の淡いドアを開いた。


ギィ……。


古びた音を立てながら開かれたドアの先。

内装もミントグリーンでまとめられたその場所。

そこには見慣れない、異様な光景が広がっていた。

所狭しと並んだ長い机の上、人間と同じサイズ感の人形が並んでいる。


「…これが…友達ドール…?」


私が呟くと、カサッと音がした。

見てみるとアンティーク風のイスの上にバスケットが置いてある。

テレビとかで見る、入院してる人に果物を入れて持っていくような…。

取っ手がついたタイプのカゴだ。

中には白い綿が詰められていて、その上にちょこんと手紙が置いてある。

私は自然と、手紙へ手を伸ばした。