「3つ目…『友達ドール』の性格についてです」
「あ、えっと…それなら夢の中で見ました。その子の性格は“穏やか”ですよね…?」
「えぇ、その通りよ奏ちゃん」
女の子がパチパチと小さく拍手を響かせた。
「え…えっと…」
なんだか恥ずかしくてうつむいてしまった。
エリスさんは上品に笑みを浮かべながら言葉を続けた。
「そう、この子の性格は“穏やか”です。それは奏様に対してのみではなく、周囲の方々にも同じように“穏やか”に接します」
___でも、この性格は変えられるのですよ。
エリスさんが片目を瞑った。
「例えば、違う性格になってもらいたければ、その都度ドールに言ってください。そうすれば…ドールは言われた通りの性格で振る舞いますわ」
「え…?そんなこともできるんですか…?」
私の言葉に、エリスさんは「もちろん」と呟く。
「ドールは奏様だけの“友達”です。奏様以外の人間はどうでもいいとさえ思っていますわ…あなた好みに『友達ドール』を彩ってくださいませ」
エリスさんの話した内容に、私の胸はドキドキと高鳴っていく。
すごい…。
『友達ドール』は、まさに理想の友達なんだ。



