友達ドール2



「3つ目…『友達ドール』の性格についてです」


「あ、えっと…それなら夢の中で見ました。その子の性格は“穏やか”ですよね…?」


「えぇ、その通りよ奏ちゃん」


女の子がパチパチと小さく拍手を響かせた。


「え…えっと…」


なんだか恥ずかしくてうつむいてしまった。

エリスさんは上品に笑みを浮かべながら言葉を続けた。


「そう、この子の性格は“穏やか”です。それは奏様に対してのみではなく、周囲の方々にも同じように“穏やか”に接します」


___でも、この性格は変えられるのですよ。


エリスさんが片目を瞑った。


「例えば、違う性格になってもらいたければ、その都度ドールに言ってください。そうすれば…ドールは言われた通りの性格で振る舞いますわ」


「え…?そんなこともできるんですか…?」


私の言葉に、エリスさんは「もちろん」と呟く。


「ドールは奏様だけの“友達”です。奏様以外の人間はどうでもいいとさえ思っていますわ…あなた好みに『友達ドール』を彩ってくださいませ」


エリスさんの話した内容に、私の胸はドキドキと高鳴っていく。

すごい…。

『友達ドール』は、まさに理想の友達なんだ。