私の人生を変えてくれた人 番外編2


〜下山先生目線〜


「おい、岩本?おーい………」

少し離してみると、寝ている様子

この体勢で寝るなよ…………俺が困るだろ

そっとベッドに横にさせた


………ほんとにコイツが分からない


矛盾してばかりの発言と行動


何がコイツの本心なのだろうか…………



それに、最近、どうしてもコイツと前の俺との関係が気になってしまう

どこかで…………俺たちは一線を超えてしまったのではという考えが…………ずっと残ってる


そして今の俺も………




「なぁ………お前の本心は何なんだよ……
 俺が消えたら………お前は喜んでくれるのか……?」


その問いかけに答えてくれる奴は誰もいない



とりあえず考えるのをやめて、仕事をやり始めた














数十分後

チャイムが鳴ってから少しして、竹内先生がやってきた

「岩本さん、どう?」

「寝てます
 全く起きないですね」

「休めてるなら良かった」

「…………あの、俺ってそんなに前と違いますか?」

「……………同じだけど違う」

「それはどういう…………」

「お前はお前だ
 記憶があろうがなかろうが
 けど、微妙に違う
 この子にとっては大きく違うんだろうけど」

「………………」

「まぁ悩め
 悩みながらこの子と真剣に向き合え
 それしか言えない」

「…………ほんとにコイツが分からないんです
 矛盾したことしか言わない」

「そりゃそうだ
 お前はお前なんだから
 この子は記憶を失くす前のお前に言いたいことも、お前に言うしかなくなってるんだから」

「………………………」