「はぁ?」 「だって、さっき指導室で言ったじゃないか」 その言葉に、笑う翔。 「馬鹿かっ!あれはウソ。お前、騙されるなよ~」 誰にだよ! 「ではこうなったら、俺が探してやるぜ」 顔を見ていないのに、どうやって。 「その子の特徴は?」 あのときのことを思い出した。 「確か、髪は二つに縛っていて。清楚な感じ」 その言葉に頷く翔。