僕には小さい頃から大切にしてきた女の子がいる。

歳の離れたその子は、よく自分に懐いてくれて
とても可愛かった。

寂しがり屋でとても優しい女の子。

僕が曲を作り始めて、1番初めにファンになってくれた女の子。

一緒に過ごすうちに、その子はどんどん大人になって
見惚れるほど綺麗になっていった。

君を素敵に思う人が僕以外にもいるのを知ってる。

仕事が忙しくて休みをなかなか取れない僕じゃ
君を幸せに出来ないと思う自分と
自分だけのものにしておきたくて誰にもあげたくない
どす黒い自分もいる。

君のこととなると、たくさん嫉妬もするし
汚い自分の心を思い知る。

綺麗な君を汚してはいけないんじゃないかと
思ってしまう。

そのどれもが言葉にできなくて、
曲にして伝えているつもりだけど
全く気づいてないみたいだ。

もうすぐクリスマスだから、
予定をどうにか空けて君に会いにいきたい。

そう思い、ケータイを手に取り
ラインを送った。