愛しい君よ〜俺達の恋〜

「どした?早く行こうよ」



亜子が目を丸くして俺を見上げた。




「あぁ…、腹減ったな…」


当たり障りない返事しか返せず亜子の足取りに合わせる。



いつの間にか亜子から遅れていたようだ。




カイの姿を斜め後ろに、聞こえてくる歌声がデジャヴする。




『これ、聞いといて』


鼻歌を口ずさみながら階下へ降りたカイ。



あの時の歌か−。





あのまま机の上に置いた、か。