何度でもキミだけを好きになる。

「……まさか。きっと見間違いじゃない? 来るわけないよ、あんな『有名人』が。忙しいもんね」


「な、七瀬ちゃん……?」


「どうかした?」




羽衣ちゃんが、少しだけおびえたような表情を、私に向けた。


きっと、私の顔が怖いんだろうな。



自分の顔は見えてないから分からないけど……きっと、笑みの一つさえ、浮かんでいないんだろう。





「あ……いや、なんでもない……っていうか、重要なのは来たことじゃないの!」



「……そうなの?」



「う、うん! あの宮野 瀬那がね、七瀬ちゃんに用があるらしくて……! 校門でずっと立って待ってるの!」





……そうなんだ。


私に用がある?





―――――何様のつもりだろう。






「だから、七瀬ちゃんを探して―――」


「ごめん。私、用事あるから。その人に、そう言っておいてくれない?」


「で、でも……っ」




納得のいかないような表情をする羽衣ちゃん。



でも、私は、会う気がない。





「また明日ね、羽衣ちゃん」






そう言って、行こうとしたとき。