何度でもキミだけを好きになる。













空き教室を飛び出して。



私は、普通舎の外に出た。





うーん……声が聞こえたのは、こっちだと思ったんだけどなあ……。





そう思っていると。






「あーっ! 七瀬ちゃん! やっと見つけたあ……!」



「う、羽衣ちゃん!?」





すごく疲れた様子の羽衣ちゃんを見て、私は「大丈夫?」と声をかけた。





羽衣ちゃんは、ふわふわした見た目に反して、陸上部。



スタミナもある羽衣ちゃんが疲れるなんて……よっぽど走っていたんだろう。






「だ、大丈夫……っていうか、それどころじゃないの!! この学校にね、芸能人が来たの!! しかも超大物だよ……!?」



「……芸能人?」






羽衣ちゃんの言葉を聞いて、私は冷や汗が垂れた。



まさか……いや、そんなわけないか……。





「そうなの!! 七瀬ちゃんも絶対知ってるよ! 俳優でモデルの、宮野(みやの) 瀬那(せな)が来てるって言ってて―――」


「……宮野 瀬那が? この学校に?」


「そう! 私も見たんだけどね、本当にかっこよかったんだよ……!」




興奮気味の羽衣ちゃんに対して、私の心は、冷めていた。