何度でもキミだけを好きになる。

少し歩いて、普通舎内の空き教室に連れられる。



そして、部屋に入ったと同時に、私の体は壁に押さえつけられた。





え?





顔の左隣と上に、久遠くんの腕がある。



俗にいう……顔ドンってやつだ。





私の至近距離にある、久遠くんの顔。



久遠くんの瞳には、驚いた表情をした、私が映っていた。





「ちょっ……な、なにしてっ」



「こうしたら、もう逃げらんないね、ナナちゃん」



「っ……」







そうして、久遠くんは、私に声をかけてきた。









「ねえ―――――俺のこと、避けてるよね? なんで?」



「へっ……」



「俺のこと、嫌いになった?」






悲しそうな表情をした久遠くん。




うっ……そんな表情されたら……。






「嫌いになったわけじゃ……ない、けど」



「……けど?」