何度でもキミだけを好きになる。

そう言われて、俺は、自分の肩に視線を落とす。



あ。ほんとだ。




自分の肩は、雨水で濡れていた。



無意識のうちに、彼女に傘を向けていたらしい。





まあ、俺が濡れるのは別にどうでもいいんだ。



彼女が濡れなかった、それだけで十分じゃん?





「え? ああ、いいのいいの」



「よくない……! 私、全然濡れてないし、悪いよ……」




これくらい、気にすることじゃないのに。



でも、彼女は気にする内容らしい。


俺に向かって、じっと視線を向けてきた。