―――――ガラガラ。
保健室のドアが開く音がした。
「あっ、雨宮さん! 大丈夫? 気を失ってたみたいだけど……」
「先生、心配をかけてしまってごめんなさい……もう全然平気です!」
「それならよかったわ。あ、もう暗くなってるから気を付けて帰ってね」
あわあわしている彼女を見て、笑みをこぼす。
いろんな表情してんの、見てて飽きないね、ほんと。
その後、彼女と一緒に帰る事に。
どうやら、彼女は傘を持ってきて来なかったようだ。
朝、傘を持っていこうと思った自分を褒めたたえたくなった。
辺りも暗いし、一緒に帰った方がいいだろう。
ってか、相合傘じゃん。
ま、この子を濡らして帰るとか、できないしね。
一緒に傘に入ると、やっぱり狭かった。
俺の傘は折り畳み傘だし、そもそもが小さかったから二人で入るのは厳しい。
でも、濡れるよりも彼女と一緒に帰りたい気持ちの方が強かったから、一緒に帰る。
当たり前じゃん。

