彼女が倒れてから、約一時間。 俺は、ずっと彼女の寝顔を見ていた。 彼女の眠る顔を見るのは、なんだか辛い気持ちになる。 一生、起きなかったらどうしようって。 そんな不安でいっぱいになるから。 そのとき。 「……ね、え……」 彼女の声がして、俺はばっと顔を見る。 起きた? そう思ったけど、彼女の目は閉じたまま。 寝言……? 「キミ、は……だ、れ?」 さっきの言葉に続けて、彼女は言葉をつぶやく。 「……っ」 その言葉を聞いて、俺は息を呑んだ。