何度でもキミだけを好きになる。

―――――お願いだから、俺の嫌な予感の通りに、ならないで。






そう祈りながら、彼女が目を覚ますのを待つ。













「久遠くん、雨宮さんのこと大好きなのね」




ふいに掛けられた言葉に、俺は肩をびくり、と上げる。


そして、ゆっくりと返事をした。





「……はい。この子は、俺にとって、誰よりも大切な人です」


「ふふ。こんなに思ってもらえて、雨宮さんは幸せ者ね」


「そう、ですかね」




彼女は……本当に、幸せ者だろうか。


俺は、頭の中で、先生の言葉を繰り返す。





「うーん……それにしても、雨宮さん大丈夫かしら? 春のこともあったし……」


「春の、こと?」




先生の言葉に、俺は思わず聞き返す。


どうして、という感情が強かったから。