何度でもキミだけを好きになる。

自分でも、びっくりするくらいの大きな声。


そして、びっくりするくらいの動きの速さで、彼女をキャッチした。




彼女は、もちろん無傷。



こんな状況にもかかわらず、彼女を抱きしめられて心が弾んだ。





それよりも。








―――――ちゃんと、助けられて、よかった。









彼女を抱えた両腕に、彼女の重さが加わる。


重さ、と言っても、軽かったけど。



ちゃんと食べてんのかな……?


体、ほっそいし。




そんなことを考える。




って、今はそれよりも彼女だ。





「ナナちゃん、大丈夫……?」





俺が恐る恐る聞くと、彼女は、その言葉に反応しなかった。



視線は俺に向いているのに、俺の事を見ていないような。





「なな、ちゃん?」