何度でもキミだけを好きになる。

「お、お母さん!? 今日は早いね……!?」




普段なら、この時間はまだ会社にいるはずなのに。



すると、お母さんはふふっと笑った。




「今日は早く仕事が終わったの! だから、晩ごはんもお母さんが作るからね」


「無理しないでね……? でも、お母さんの料理楽しみ……!」


「大丈夫よ。ソファでくつろいでいて、いいからね」




いつも、家事は私がしていたから新鮮だ。



お母さんのお言葉に甘えて、ソファに座って、テレビをつけた。





テレビに映ったのは、バラエティ番組。




あっ、この番組、私好きなんだ……! 



いつもは料理をしているから見れないけど、久しぶりに見てみようっ。




そう思って、私はテレビを見始めた。





『さて、今夜のゲストは、こちらの方です!』




司会者が、ゲストを呼ぶ。


そして、その人がテレビに大きく映ったのを見て、私は手に持っていたリモコンを落とした。





その音に気が付いて、お母さんはキッチンから私の方を見る。




「七瀬? どうした、の……」




お母さんもテレビを見て、言葉を失う。