何度でもキミだけを好きになる。

「じゃあ、いただきます……っ!」




私は、お弁当の蓋を開けて、玉子焼きをつまんで、口に入れた。


うん……今日も、上手にできてるな。




自分の作ったものだから、美味しいかは分からないけど……。


でも、だし巻き卵だけは、自分でも美味しいって思うんだ。




「うまそ……よかったら、玉子焼き、1つもらってもいい?」




久遠くんが、私の食べている様子を見て、そう言う。


卵焼きは、3つ入っているし。




「うんっ、いいよ! 美味しいかわかんないけど……っ!」


「え、やった! 美味しいに決まってんじゃん。じゃあ、いただく」




そう言って、箸で卵焼きを1つ取る。


そして、口の中に入れた。




「味……どう、かな?」




そっと、恐る恐る聞く。


すると、目を輝かせて、私に感想を伝えてくれた。




「すっげえ美味い! この優しい味付けが好き」




本当に美味しそうな表情で言ってくれるから、私も嬉しくなる。




「えへへ……よかったあ。ありがとう、久遠くん!」



「いや、お礼言うのはこっちだし」




そう言って、私たちはお話をしながら、お弁当を食べた。