何度でもキミだけを好きになる。

「あのっ」


「あっ、ぜひぜひ! 連れて行っちゃってください!」


「あっ、いい? ありがとね」


「ちょっ、羽衣ちゃん!?」





私の言葉を遮って、勝手に返事をされる。


な、なに勝手に話を進めてるの……?




「ほらほら、お弁当持って! 行ってらっしゃい!」


「えっ、あ、うん……っ」




強制的に、押し出される。


そうして、私は久遠くんと一緒にお昼を食べることになった。





「あー……なんか、ごめんな? もしかして、俺、邪魔だった?」


「いや……大丈夫だと思う。むしろ、羽衣ちゃんに行かされたみたいなものだし……あはは」


「そっか。じゃあ、その……羽衣さん? には、感謝しないとね」




笑顔でそう言う久遠くん。



あとで、羽衣ちゃんに言っておこう……!


久遠くん、感謝してたよって。




あ。



「久遠くん、どうして誘ってくれたの?」




それが、不思議だった。



どうしてだろう……別に、久遠くんにも、いつも一緒にお昼を食べているお友達がいるだろうし。





「あー……ただ、ナナちゃんと一緒に食べたいなって。それだけだよ」


「そっか……! じゃあ、食べよっか」





うん、そういうときもあるよね!




そうして、私たちは、近くの空き教室に入った。




「あ、久遠くんは、サンドイッチなんだね」


「うん。コンビニで買ったやつ」


「へえ……」




コンビニで毎日買っていたら、食費が恐ろしい事になりそうだから……私には、できないなあ。




「そういうナナちゃんは、手作り弁当か。やっぱ料理上手だよね、ナナちゃんって」


「うん……あれ? なんで、私が作ったってわかったの……?」



私、言ってないよね……?


それに、やっぱり、って……。




「あっ……ただの、勘だから! なんか、料理上手っぽい雰囲気だなって」


「そういうものかな……?」



私って、そんな雰囲気なんだ……!