何度でもキミだけを好きになる。












午前の授業はあっという間に終わり、昼休みになった。


私は、お弁当を持って、席を立った。



そして、羽衣ちゃんのところに行く。





「羽衣ちゃんっ! お昼ご飯、一緒に食べよう?」


「あ、うん!」




誘うと、羽衣ちゃんは、慌てた様子でカバンからお弁当箱を取り出した。


取り出されたお弁当の中身を見て、私は、声を出す。




「わっ、今日も凝ってるね、羽衣ちゃんのお弁当」


「そうかなあ? お父さん、料理好きだからさ!」




えへへ、と笑う羽衣ちゃん。


私は、その嬉しそうな笑顔を見て、少しだけ声が出なかった。




「……そっか。よかったねっ」


「うん! って、七瀬ちゃんのお弁当も美味しそうじゃーん」


「えへへ、ありがと」



にこっと、いつも通りの笑顔でそう答える私。




「七瀬ちゃん、すごい……! 今日も、七瀬ちゃんが作ってるお弁当なんでしょ?」


「あっ、うん。お母さん、仕事で大変だから」


「優しいよね、ほんと。七瀬ちゃんのお母さんも喜んでるだろうね」


「あはは……だったら、いいんだけどなあ……」





お弁当を作るくらいは、当たり前にやらないと。


……お母さんの負担、少しでも減らさなきゃ。




そうして、私はお弁当を食べようと、ふたを開けようとした。



そのとき。






「「きゃ~!!」」


「「かっこいい~!」」




なっ、なに?