◇
◆
◇
午前の授業はあっという間に終わり、昼休みになった。
私は、お弁当を持って、席を立った。
そして、羽衣ちゃんのところに行く。
「羽衣ちゃんっ! お昼ご飯、一緒に食べよう?」
「あ、うん!」
誘うと、羽衣ちゃんは、慌てた様子でカバンからお弁当箱を取り出した。
取り出されたお弁当の中身を見て、私は、声を出す。
「わっ、今日も凝ってるね、羽衣ちゃんのお弁当」
「そうかなあ? お父さん、料理好きだからさ!」
えへへ、と笑う羽衣ちゃん。
私は、その嬉しそうな笑顔を見て、少しだけ声が出なかった。
「……そっか。よかったねっ」
「うん! って、七瀬ちゃんのお弁当も美味しそうじゃーん」
「えへへ、ありがと」
にこっと、いつも通りの笑顔でそう答える私。
「七瀬ちゃん、すごい……! 今日も、七瀬ちゃんが作ってるお弁当なんでしょ?」
「あっ、うん。お母さん、仕事で大変だから」
「優しいよね、ほんと。七瀬ちゃんのお母さんも喜んでるだろうね」
「あはは……だったら、いいんだけどなあ……」
お弁当を作るくらいは、当たり前にやらないと。
……お母さんの負担、少しでも減らさなきゃ。
そうして、私はお弁当を食べようと、ふたを開けようとした。
そのとき。
「「きゃ~!!」」
「「かっこいい~!」」
なっ、なに?
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午前の授業はあっという間に終わり、昼休みになった。
私は、お弁当を持って、席を立った。
そして、羽衣ちゃんのところに行く。
「羽衣ちゃんっ! お昼ご飯、一緒に食べよう?」
「あ、うん!」
誘うと、羽衣ちゃんは、慌てた様子でカバンからお弁当箱を取り出した。
取り出されたお弁当の中身を見て、私は、声を出す。
「わっ、今日も凝ってるね、羽衣ちゃんのお弁当」
「そうかなあ? お父さん、料理好きだからさ!」
えへへ、と笑う羽衣ちゃん。
私は、その嬉しそうな笑顔を見て、少しだけ声が出なかった。
「……そっか。よかったねっ」
「うん! って、七瀬ちゃんのお弁当も美味しそうじゃーん」
「えへへ、ありがと」
にこっと、いつも通りの笑顔でそう答える私。
「七瀬ちゃん、すごい……! 今日も、七瀬ちゃんが作ってるお弁当なんでしょ?」
「あっ、うん。お母さん、仕事で大変だから」
「優しいよね、ほんと。七瀬ちゃんのお母さんも喜んでるだろうね」
「あはは……だったら、いいんだけどなあ……」
お弁当を作るくらいは、当たり前にやらないと。
……お母さんの負担、少しでも減らさなきゃ。
そうして、私はお弁当を食べようと、ふたを開けようとした。
そのとき。
「「きゃ~!!」」
「「かっこいい~!」」
なっ、なに?

