仕方ないじゃん。



あぁ、こいつが噂の。



「あんた達3人に用はないの、あたしが用があるのはフルバヤシカレン」



私より噂になるなんて許せない。



「加藤咲羽」



4人は一斉に驚いたような顔をする。

1人が呟いた声が聞こえる、知り合いだったの、?と。



「あれー?なんで私の名前知ってんの。じゃあ3人さんこの子借りてくね?」



加藤は私の腕を掴み、ものすごいスピードで走った。

どこに行くの、そう聞くのが普通なんだろう。

だがそれよりも、さっきの呆気にとられたような取り巻き3人の顔が忘れられない。

あんな阿呆面した人、久しぶりに見た、おもしろいったらありゃしない。

自然と笑みがこぼれた。



「ちょっと、?本当に何するつもり?」



加藤が止まったところには大きなビルが立つ。

某有名株式会社の経営立のビルだ。



「黙ってついてきたら?」