ブラックダイヤモンド

え………これって。



「お前に襲われる瞬間に、撮った物だ」



「でも………何で!?


何でホテルに居るの?!


家に向かおうとしてーーー」




そう、あれは家に向かおうとした時だった。




思い出してきた。




私はあの時、ベロベロに酔っててーーまるを送り迎えした後。



私の家が閉まってて、仕方がないからホテルに直行してーー。




やっちまった………、これは完全に私やらかしました。





「……実際に、やったの?」




怪訝な顔をして、「やるわけ無いだろ」と。




「じゃあ、何で先生も裸なわけ?」




「お風呂上がりに襲われたんだ!!



ふざけて事、抜かしやがって!!」




私ってば……サイテーだ………。



きっとあのパーティーの中で、ヤバい精力剤が入ってたんだ。



そうじゃなきゃ、こんな荒ぶった真似しないはずだ。




「やれやれって、うるさいから。



お前を睡眠薬で眠らせた後、俺も寝ようとしたんだ。




そしたらお前も、俺の目を盗んで睡眠薬を入れただろ?」





「そんな事してないよ!!


私!!


いや、絶対!!」