「花壇の花が踏み荒らされてたー? で、あいつらがやったって証拠は?」
「……証拠はないけど、明らかに犯人は分かってるじゃないっすか」
次の日登校すると美化委員会で育てている裏庭の花壇が踏み荒らされていて、俺はすぐにあいつらだって分かったから教師にそれを伝えた。
「……ただの野犬かもしれないし、たかが花くらいでそんなムキになるなって、美化委員でまた植えたらいいだけの事だろー、ていうかあんまりもめ事起こさない方がいいぞ、お前みたいな不良上がりなんて尚更だ、友達と喧嘩したならちゃんと向き合って仲直りしなさい、せっかくお前みたいな奴の友達になってくれたんだから」
それなのに返ってきた台詞はこれ。
教師というものがどこまで行っても自分の対面しか気にしない人種だということをありありと思い出させてくれたその教師に感謝しながら一度だけ睨むと俺はその場を後にした。
「……証拠はないけど、明らかに犯人は分かってるじゃないっすか」
次の日登校すると美化委員会で育てている裏庭の花壇が踏み荒らされていて、俺はすぐにあいつらだって分かったから教師にそれを伝えた。
「……ただの野犬かもしれないし、たかが花くらいでそんなムキになるなって、美化委員でまた植えたらいいだけの事だろー、ていうかあんまりもめ事起こさない方がいいぞ、お前みたいな不良上がりなんて尚更だ、友達と喧嘩したならちゃんと向き合って仲直りしなさい、せっかくお前みたいな奴の友達になってくれたんだから」
それなのに返ってきた台詞はこれ。
教師というものがどこまで行っても自分の対面しか気にしない人種だということをありありと思い出させてくれたその教師に感謝しながら一度だけ睨むと俺はその場を後にした。

