帰り際、苑神さんの部下の人に渡されたシルバーの指輪。これが亜魔野組の愛人の証であり、これからの私の生活の中で剣となり盾となると。
♪~
私のスマホがメールの通知音を知らせる。メールを開くと京子さんからでした。
『明日、2限休むからノートよろしく。』
『わかりました。後で画像を送ります。』
《持とうと思って持つ善い心は偽物だ。お前はただ偽善ぶっているだけなんだよ。》
亜魔野さんに言われたあの言葉が私の頭の中で膨らんでいく。私は…皆の喜ぶ顔が見たくて…正しい道を拓きたくてやっています。
それなのに……なんで何も反論できなかったのでしょう。
私は……正しいことをしていますよね、おばあ様。
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私のスマホがメールの通知音を知らせる。メールを開くと京子さんからでした。
『明日、2限休むからノートよろしく。』
『わかりました。後で画像を送ります。』
《持とうと思って持つ善い心は偽物だ。お前はただ偽善ぶっているだけなんだよ。》
亜魔野さんに言われたあの言葉が私の頭の中で膨らんでいく。私は…皆の喜ぶ顔が見たくて…正しい道を拓きたくてやっています。
それなのに……なんで何も反論できなかったのでしょう。
私は……正しいことをしていますよね、おばあ様。
