天使と悪魔~私、ヤクザの愛人になりました~

「姐さんの両親って、どんな人なんですか?」


実家へと向かう車の中で、大地くんからの質問攻めにあっています。前に座っている光さんと心さんはあまり興味がないみたいですが、自分の家族のことを人に話すというのは、なんだか緊張してしまいますね……


「そうですね……仲が良くて、2人でアンティークショップを経営していますよ。代々お店を引き継いでいて、ずっと守っているんです。最近は時代の流れもあって少し経営難みたいですけど、おしゃれな家具や置物などが好きな常連さんのおかげで、なんとか頑張っているみたいです。」

「アンティーク、なんだかいいっすね!若、うちの組にもおしゃれな家具を置きましょうよ~!」


「大地、お前アンティークって分かってんのか?」
「詳しくは分からないっすけど、なんだか響きも綺麗ですし、置いてみたいじゃないっすか~。」

「まあ、親父さんは好きかもしれないがな……年代物だとかなりの金額だぞ。」
「え、そんな高いんすか!?」


「ものによりますよ。品質が高くデザイン性も優れているものだと、6桁から7桁ほどですね。」

「俺、早く生で見てみたいっす!」