天使と悪魔~私、ヤクザの愛人になりました~

「心、天からメッセージが来たよ。」
「メッセージ……?」


GPSを頼りに車を走らせること1時間、まったく場所が分からなかった。

キーホルダーは途中で捨てられていて手掛りがない中、天からのメッセージ……?



「2日だけ、どうか何もしないでください。京子さんを無事に返してもらいたいんです。私はもう、亜魔野組には戻れないと思います。どうかお元気で。」



光が読むメッセージ、それは俺らとの別れを示しているようだった。なんで2日も待つんだ……京子を返してもらうため……?


「何これ……まさかあの女、取引したわけ……?」

「ああ……京子を取り返してもらうために、自分の身を差し出す気だ。今から組の奴らを集められるか?」
「心、まさか戦争でも起こす気……?そんなの天は望まないよ。」



たしかに組同士の戦争を起こしたら、天の気持ちを無下にすることになる。でも俺は納得できない。京子のために天が犠牲になる必要はない。



「光、俺は天だけを取り戻せればいいなんて考えてない。京子を助けられればいいとも思わない。」

「逢魔組を潰して、2人を取り戻す…?天が納得すると思ってるの……?」



「納得させるんじゃない……天に戦わせるんだ。」