「着られたよ……。」
「天ちゃん、すごく綺麗……可愛いよ。」
「これで……若頭さんも喜んで……くれるのかな?」
「きっと喜んで、天ちゃんのことを……抱いてくれるよ。」
抱かれる……それって心さんにされていることを他の人ともしないといけないっていうことでしょうか。
そんなこと私には……
「すごく可愛い……ねえ、抱きしめていい?」
「うん……」
スー
「イクトくん……?」
イクトくんに抱きしめられると、さっき上げたはずのジッパーが下がる音がした。
「ねえ、天ちゃんはこんな話知ってる?信じていた相手が実は誘拐犯で、襲われて食べられちゃうって話。」
怖くなりイクトくんを突き飛ばす。よろけたイクトくんの服の間から刺青が見え隠れする。
「イクトくん……今のどういう意味?」
「今のって……信じていた相手が誘拐犯ってこと……?」
「だって……今のタイミングでその話を聞いたら、誘拐犯はイクトくんで……私を襲って食べるって……考えちゃうよ……。」
私が言葉を発するたびに、イクトくんの顔が強張っていきます。こんなの、私が知ってるイクトくんじゃ……
「こんなの僕らしくないって思ってる?僕もねそんな気がする。だけどこうするしかなかったんだよ。天ちゃんと僕が結婚するためにはね……。」
「結婚……?だって私がここに連れてこられたのは若頭さんの命令なんだよ。イクトくんは助けに来てくれたんでしょ……?それなのに結婚するためにだなんて……」
「天ちゃんは相変わらずぬけてるところがあるんだね。まだ、気づかないの……?」
ずっと頭の中で恐ろしい考えが生まれてきていました。
でもそれは違うと思いたくて、押し殺していたけれど……
「もしかして……私を誘拐するように命じたのが、イクトくんなの……?イクトくんがここの若頭……?」
「そうだよ。逢魔組若頭の郁人だよ。」
イクトくんの笑顔に恐怖心を煽られる。今までに見たことがない邪悪な顔をしたイクトくん。一体いつからこんなことを……
「僕、ずっと昔から天ちゃんのことが好きだったんだよ。1人ぼっちの僕に優しくしてくれて、いつもそばにいてくれて……いつか僕が一人前になれたら天ちゃんを迎えに行くんだって決めてたのに……やっと会えたと思ったら、亜魔野組の愛人なんて……どうして天ちゃんは僕から離れていくの……?」
イクト君の言葉が胸に突き刺さる。
どこか懐いてくれていたことは分かっていたけれど……それが愛情だったなんて……
「どうして天ちゃんは僕だけのことを見てくれないの?亜魔野組のせい?僕が全てを消せば、天ちゃんはまた僕だけのことを見てくれるのかな……?」
「京子さんはどこにいるの……?京子さんを返してくれるなら、心さんに相談して、私はイクトくんだけのものになるって誓う。ずっと傍にいて離れないから……。お願い、どこにいるのかを教えて。」
「京子……?ああ、外にいた女のこと?あの女なら海外に売り飛ばしたよ。」
イクト君の言葉に背筋が凍りました。
私のせいで……京子さんが酷い目に遭っている……私のことを守ってくれたから……巻き込んでしまった……
重く辛い罪悪感に襲われます。私を助けてくださって、いつも笑顔でいてくださった京子さんが……
「イクトくん、お願い……京子さんを返して。私と取引をしよう。2日待つ。2日で京子さんを呼び戻してくれたら、亜魔野組には帰らないって約束する。でも、もし京子さんが戻らなかったら、私はイクト君のことを捨てる。」
「天ちゃん、すごく綺麗……可愛いよ。」
「これで……若頭さんも喜んで……くれるのかな?」
「きっと喜んで、天ちゃんのことを……抱いてくれるよ。」
抱かれる……それって心さんにされていることを他の人ともしないといけないっていうことでしょうか。
そんなこと私には……
「すごく可愛い……ねえ、抱きしめていい?」
「うん……」
スー
「イクトくん……?」
イクトくんに抱きしめられると、さっき上げたはずのジッパーが下がる音がした。
「ねえ、天ちゃんはこんな話知ってる?信じていた相手が実は誘拐犯で、襲われて食べられちゃうって話。」
怖くなりイクトくんを突き飛ばす。よろけたイクトくんの服の間から刺青が見え隠れする。
「イクトくん……今のどういう意味?」
「今のって……信じていた相手が誘拐犯ってこと……?」
「だって……今のタイミングでその話を聞いたら、誘拐犯はイクトくんで……私を襲って食べるって……考えちゃうよ……。」
私が言葉を発するたびに、イクトくんの顔が強張っていきます。こんなの、私が知ってるイクトくんじゃ……
「こんなの僕らしくないって思ってる?僕もねそんな気がする。だけどこうするしかなかったんだよ。天ちゃんと僕が結婚するためにはね……。」
「結婚……?だって私がここに連れてこられたのは若頭さんの命令なんだよ。イクトくんは助けに来てくれたんでしょ……?それなのに結婚するためにだなんて……」
「天ちゃんは相変わらずぬけてるところがあるんだね。まだ、気づかないの……?」
ずっと頭の中で恐ろしい考えが生まれてきていました。
でもそれは違うと思いたくて、押し殺していたけれど……
「もしかして……私を誘拐するように命じたのが、イクトくんなの……?イクトくんがここの若頭……?」
「そうだよ。逢魔組若頭の郁人だよ。」
イクトくんの笑顔に恐怖心を煽られる。今までに見たことがない邪悪な顔をしたイクトくん。一体いつからこんなことを……
「僕、ずっと昔から天ちゃんのことが好きだったんだよ。1人ぼっちの僕に優しくしてくれて、いつもそばにいてくれて……いつか僕が一人前になれたら天ちゃんを迎えに行くんだって決めてたのに……やっと会えたと思ったら、亜魔野組の愛人なんて……どうして天ちゃんは僕から離れていくの……?」
イクト君の言葉が胸に突き刺さる。
どこか懐いてくれていたことは分かっていたけれど……それが愛情だったなんて……
「どうして天ちゃんは僕だけのことを見てくれないの?亜魔野組のせい?僕が全てを消せば、天ちゃんはまた僕だけのことを見てくれるのかな……?」
「京子さんはどこにいるの……?京子さんを返してくれるなら、心さんに相談して、私はイクトくんだけのものになるって誓う。ずっと傍にいて離れないから……。お願い、どこにいるのかを教えて。」
「京子……?ああ、外にいた女のこと?あの女なら海外に売り飛ばしたよ。」
イクト君の言葉に背筋が凍りました。
私のせいで……京子さんが酷い目に遭っている……私のことを守ってくれたから……巻き込んでしまった……
重く辛い罪悪感に襲われます。私を助けてくださって、いつも笑顔でいてくださった京子さんが……
「イクトくん、お願い……京子さんを返して。私と取引をしよう。2日待つ。2日で京子さんを呼び戻してくれたら、亜魔野組には帰らないって約束する。でも、もし京子さんが戻らなかったら、私はイクト君のことを捨てる。」
