天使と悪魔~私、ヤクザの愛人になりました~

苑神さんに連れてこられたのは昨日のホテルでした。

この人ともセックスを……?


「セックスをするのは心だけだよ。僕の役割は君を開発すること。」
「開発……?」

「本番行為だけがセックスだとは思うなよ。君には性的なサービスをもっと知ってもらう必要がある。じゃあまずはキスから練習しようか、天ちゃん?」


その言葉と共に唇を重ねられます。手を腰に回され逃げることができないほどの力……。



「口を開いて。俺の舌に自分の舌を絡ませて。」
「ん……んんっ…。」



なに、この人の舌の動き……何かの生き物みたい。出たり入ったりして気持ち悪いはずなのに体が熱くなっていく。



「受け身すぎ。もっと絡めて。」
「そんなこと……。」


「はぁ……キスもできないの?じゃあ俺がリードするから舌出して。」



言われた通り舌を出すと苑神さんが驚いた顔をしていました。



「へえ……エロさはあるね。これならキスより先のことを教えたほうがいいかもね。」
「……?」

「何あんた、フェラも知らないわけ?本当に20歳?まあいいや、準備するから服脱いで待ってて。」