――――放課後。


いっつも明るく生活しているけれど、

毎日この時間だけは、

一人で過ごしたい。

あたしが一番、大好きな時間。

片思いしてたころから...ずっと。

教室でひとり、窓の外を見る。

そこには、一生懸命にサッカーをする

彼の姿。

あたしの一番大好きな

彼の姿。

なぜだろう。

この時ばかりは

自分の気持ちに素直になれる。

いつもは見せない涙が

あふれて止まらない。


いつしかあたしは

眠りについていた。


夢を見た。

とても幸せな。