「へぇ、
『マゼンタ』って名前、あのゲームから取ったんだ?」
コクッ。
駅までも、ホームでも、電車に乗ってからも、
俺はずっとマゼンタに話しかけつづけた。
やっと会話が成立した気がする!!
マゼンタはうなずいたり、首をかしげたり、ちょっと考えたり、ぼうっとしたりしながらも、
俺の質問にきちんと答えてくれた。小さな声で。
読書好きだし、成績も良いし、実は根が真面目なのかもしれない。
「マゼンタ、今度英語教えてよ」
「……?」
「俺、こないだの英語のテスト、
40点でさぁ、
やばいよ。まじで」
マゼンタは大きな目をくりくりさせている。何を考えているのかまったく読めない。
そうこうしているうちに降りる駅に着いて、
俺はマゼンタがちゃんと着いてきているか確認しつつ改札を出る。
「あぁ、
空がマゼンタ色だよ、マゼンタ!!
すっごくきれーい!!」
外に出た瞬間、
俺が大きく伸びと深呼吸をしたら、
マゼンタが小さくクスッと笑った。
『マゼンタ』って名前、あのゲームから取ったんだ?」
コクッ。
駅までも、ホームでも、電車に乗ってからも、
俺はずっとマゼンタに話しかけつづけた。
やっと会話が成立した気がする!!
マゼンタはうなずいたり、首をかしげたり、ちょっと考えたり、ぼうっとしたりしながらも、
俺の質問にきちんと答えてくれた。小さな声で。
読書好きだし、成績も良いし、実は根が真面目なのかもしれない。
「マゼンタ、今度英語教えてよ」
「……?」
「俺、こないだの英語のテスト、
40点でさぁ、
やばいよ。まじで」
マゼンタは大きな目をくりくりさせている。何を考えているのかまったく読めない。
そうこうしているうちに降りる駅に着いて、
俺はマゼンタがちゃんと着いてきているか確認しつつ改札を出る。
「あぁ、
空がマゼンタ色だよ、マゼンタ!!
すっごくきれーい!!」
外に出た瞬間、
俺が大きく伸びと深呼吸をしたら、
マゼンタが小さくクスッと笑った。



