短編恋愛物語その②〜身長差と腐れ縁〜

「俺の身長でそこ行けると思う?」


「……………………」



優の身長は180を超えている。身長150センチ台の私でもこんなに通るのが大変なのだから、優にはとても無理だ。



「身長低いと得だよなぁ」



羨ましがる優の声がした。



私は優の高身長が羨ましい。身長が低くても良いことなんてないから。




ズイズイと奥に進んで行く。

「…………あ、これ?」



部室の入り口に向かってピックらしき物が大量に入った箱を投げる。


パシッという音がしたので、多分キャッチできたんだろう。




「あ!これこれ!ありがとな、出られそう?」



「出られるわよ」



前髪に付着した埃を払いながら廊下に出た。



体の骨という骨が悲鳴を上げている。