短編恋愛物語その②〜身長差と腐れ縁〜

放課後。私は四つん這いになりながらドラムとドラムの間を行ったり来たりしていた。



軽音部の部室は2つあって、1つは練習用のための部屋。もう1つは楽器を仕舞っておくためのめっちゃ狭い部屋だ。



私が居るのは狭い部屋の方。



棚の上や楽器の上など、見つけやすい所にギターピックはなかったので、床を探している。




それにしても…………




「なんでこんなに散らかってんのよ!!?」



室内には大量の楽器が積み上げられ、棚からは謎のファイルや本がはみ出ていて、小柄な私でも通るのに苦戦するほどだ。



「男子だけの部活だから、片付け苦手なんだよね〜」



「苦手の域を出てんの!!ちょっとは片付けなさい!!」



「はーい。で、ピックありそう?」



「うーん……今のところはない…第一、ここの間取りに詳しいアンタが探す方が良いんじゃないの?」