短編恋愛物語その②〜身長差と腐れ縁〜

と、ドアを閉める音に気付いてこっちを見た。




「あー、葉月じゃん。おはよー♪」


「…おはよう」


「あれ、今日は眼鏡かけてないんだ?」


「コンタクトにしたからね」


「ふーん、さては好きな奴でもできたな?」


「違うから!」




確かに私の眼鏡は地味なデザインだ。確かにそれが嫌でコンタクトにしたところもある。



でも、それと恋愛を結びつけないで欲しい。




私は恋愛だとか青春だとかに無縁なのだ。


物語で言うところのモブキャラだ。


だから、あんな発言、嫌味にしか聞こえない。



どうせつまらない人生なんだ。これまでも。これからも。





沈黙が気まずくなったのか、優は別の話題を切り出した。