短編恋愛物語その②〜身長差と腐れ縁〜

「………ん、んぅ〜?」




目が覚めると、保健室の真っ白な天井が目に入った。



シャッとカーテンが開いて、養護教諭の先生が入って来る。




「あら、目が覚めたのね」




「はい。あの……ここまではどうやって来たんですかね?私、突然倒れたので記憶がなくて………」



「ふふっ」




養護教諭の視線がベッドサイドに移動した。






そこには、スヤスヤと気持ち良さそうに眠るアイツが居た。




「優………」




多分、優がここまで運んでくれたんだろう。




優は普段なら絶対にそんなことはしないタイプだ。


もしあったとしても、対価を要求される。





だけど、そんな生意気な優が、対価とかに関係なくここまで運んでくれたことが嬉しかった。