短編恋愛物語その②〜身長差と腐れ縁〜

「えっ、体調悪いの?」



聞き慣れた声が真後ろから聞こえた。



バッと振り向くと、そこにはアイツが居た。


柄にもなく心底心配そうな顔をしたアイツが。




「何にもないよ。今日はアンタにだる絡みされなかったなぁって思っただけ」



「ふーん」



優はつまらなさそうに頭の後ろで腕を組む。そして、ニヤリと口角を上げた。




「なに、俺に話しかけてもらえなくて悲しいの?」




「は、はぁ!?そんな訳…………そ、そんな訳…」



でも、たった1日話さなかっただけで残念だと感じる自分が居たことは事実だ。




「図星?」



「…………分からない。分からないよ」