うしろから抱きしめて
きみの髪に顔をうずめる

風呂上がりの薔薇の香りだ

そのなかで呼吸をする
きみの髪がすきだ


きみが病気で
風呂に入れないときも

ぼくは後ろから抱きしめて
きみの髪に顔をうずめる

病気のきみの香りだ

来年は何回ぶっ倒れるだろう
今年はひどかった
10回は倒れた
今月に入ってまた倒れた

もう働くな、馬鹿
って言えたらいいんだけど
まあ転職で許すよ

長い髪がすきだとか俺がぬかしたせいで
髪を伸ばしてるきみ
よくぶっ倒れて
お風呂に入れないきみ

最初から破綻してるのかもな

きみの髪の中で考えさせてくれ