【中】恋はタイミング

「あ〜疲れた疲れた。職員会議長かったな〜」


いきなり扉を開けて入って来る山下


白々しい台詞はきやがって。


ずっとそこにいたじゃん。


この状況じゃ何も言えない俺は、ただ黙って山下を睨みつけた。


「ん?何だよ、野本?」


俺に気付いた山下は、余裕の笑顔


「…別に?」


無駄に強がる俺


「ふ〜ん?別にいいけど…ってお前らまだやってんの?」


「こんな意味不明なレポート終わるかよっ」


なら、山下がやればいいだろ!!って話だ。


「あ〜…てきとーでいいぞ?それ形だけだから」


サラっと重大発言をした気が!?


てきとーでいい!?

形だけ!?