【中】恋はタイミング

「ん?やば。そろそろ時間だな」


時計を見て急に慌てる山下


「お前らの相手してやりたいけど、職員会議始まるから行ってくるわ。先生は忙しいからな〜」


「へー。忙しいね〜」


山下が言うと何故か信じきれねぇ言葉




「野本?せいぜいがんばれよ」


ニヤリと笑いながら出ていく山下に、俺は声をあげた。


「余計なお世話だ!!」


わかってるっつーの。


二人きりになるの緊張すんだから、変なこと言うなよ。


バカ山下




ん?


俺って、バレたらいけない奴にばっかバレてねぇ?